春が来た?雨降って地固まる。
2018年2月28日 水曜日
この言葉はこの業界にいるとたまに耳にする。
披露宴が雨だった場合、スピーチなどで多用される。それ自体にどうこう言うつもりはないし別に何も感じない。
しかし、この時期は思うこともある。今、まさに窓の外では雨が降っている。別に天気予報士のように専門的な知識があるわけでもない。でもこの年齢になるとある程度分かる。この時期のこの雨には意味があるということを。
・・・まぎれもなくまた春が近づいてきている。あれほど寒かった冬、記録的な大雪だった時が過ぎ少しづつ春が近づいているような気がすることを知らせる雨。
日本人はなんとなく春に対して特別な感情がある。「新たなスタート」「芽生え」「花開く」というような。もちろんそれに伴い心機一転、頑張ろうという気持ちにもなる。
ところがそれ以外に日本人の春の雨を表す言葉としてはおよそ50以上の表現があるそうだ。
「虹雨」「甘雨」「育花雨」なんとなく期待を膨らませるイメージのものもあれば「黒雨」など
春の嵐をイメージさせるものまで。
はっきり言えることはこの雨を経た後には間違いなく春が訪れる。
この雨をつらく感じる人もいれば、希望を見出す人もいる。どんな人にも平等に訪れるこの春を迎えるまでのプロセスというのは感じ方次第だ。
自分もスタッフもこの雨と同様に、プロセスはどうあれ春を目指していることには変わりない。場合によっては今の雨が、スタッフとっては短所でもそれが長所にもなりうる。逆に言えば短所があればあるほど可能性があるということになる。
LLBでは軸足が正しい方向を向いてさえいれば、短所は長所として捉えその長所を最大限伸ばすことを一つの理念としている。問題はどの方向に伸ばすか。方向を間違えれば一瞬で短所になってします。
春はもうすぐだ。管理職の方々は部下に対して自分たちにとっての「春」とは何なのかを明確に示す責任がある。少なくとも日本人にとっては単なる季節の変わり目だけではないのだから。