秋深まる。忙しい時こそブレない立ち位置を。
2018年10月22日 月曜日

あれだけ暑かった夏が終わり、地震や台風も乗り越えやっと秋が訪れた。
毎度毎度であるが、いわゆるトップシーズン到来である。長年この業界にいると分かってはいるものの
シーズンが忙しいことに感謝しつつ、やはりハードである。実際に婚礼担当を手がけている社員は一層ハードワークが続くので感謝しかない。
今、夜22時を廻っているが先ほど所用で事務所に電話をしたら、まだスタッフは仕事をしていた。
親御様からお預かりしている大切な大切なスタッフに申し訳ない気持ちもあるが、立場としてケアを怠らないよう何とか事故なく乗り切りたい。
ただ、この時期は実際に忙しいだけでなく来春のセールス、年末年始の集客時期の戦略と経営陣もそれなりに忙しい。
すでに周知されているが、年間婚姻届け出数は減り続けている。結婚式場は増え続けている。先般、毎年発表されている大手結婚情報誌の
トレンド調査なるものが発表されているが、その現象をもってすれば誰でも想定できることを大そうにまとめているだけで大して参考にもならない。
婚礼業界のセールスにおいてよく出てくるキーワードに「成約率」というものがある。
弊社全体においては、だいたい50%~55%を推移していると思う。別に悪いとも思わないし、優れているとも思わない。
ただ、はっきり言えることは「成約率」のことだけを論じるのであれば9割の人格と1割のテクニックだと思っている。結婚式場のハードなど
大差ない。(無いことはないが知れている)。ましてや「プラン」と呼ばれる商品はもっと大差ない。よくある100万円分とお得・・・など個人的には
詐欺に近いと思っている。
個人的な意見に過ぎないが、私は「自分に敬意を払わない人間には敬意を払わない」「自分を大切に思わない人間は大切にしない」「自分のことを好きではない人間を好きになることはない」と考えている。漠然と考えているのではなく自分の哲学に近い。
但し、逆も同様である。だからこそ「まずは自分から」とも考えている。自分たちが誇りを持って運営している結婚式場に興味を持っていただき、
わざわざ時間と交通費を費やして来ていただけるカップルに対しては、まずは自分から心から好きになろうと、大切に思おうと、敬意を払おうと心がけている。
私生活も含め、取引先も含め、常にそういうふうに心がけていれば、だいたい半分くらいは離れていき、残りの半分くらいは共感してくださる。
結果、それが「成約率」となっているだけだと思う。
全員に好かれるのは不可能だ。半分くらいに嫌われて、半分くらいに共感してもらえたら十分だと思っている。
世の中、そんなものだ。