「PDCAサイクル」「SWOT分析」
2018年5月6日 日曜日
ビジネスの場にいると必ず一度は耳にする言葉である。
ブライダルの業界でもこの類の研修やセミナーは数多く開催されている。
簡単に言えば「PDCAサイクル」を意識するということは「学習する」ことを意味する。
「SWOT分析」は自身を基準とした内部環境と外部環境を分析することである。
わざわざ高いセミナー費用を払って学ぶほどのことでもなく小学生の高学年にもなればどちらも
自然に身に付く(付けられる)ものに過ぎない。
本来、社会人であれば当たり前のことが習慣として身に付いていないから逆にこういった研修などを
受けると自分が成長したような勘違いが起きる。本質を理解しなければ意味がない。
何を言いたいかというと、この業界はうわべだけの形式的な業務が多すぎる。ブライダルフェアひとつ
とっても、そこまで卑屈になって値引きとオマケをしないといけないのか?と感じる。意味不明な敬語と
執拗なまでのお迎えやお見送り・・。ある会場などは姿が見えなくなるまでお見送りに立っているらしい。
挙句の果てに到底社会人とは思えないレベルの手書きのお礼状。
一度見学にきただけで何度もかける営業電話。恐らくすべてのそれらの行為の根底にあるのは「手書きの方が
心がこもっているように見える」「一生に一度の結婚式だから・・」などという建前の理由に過ぎない。
私自身も自宅に日々何通もDMが届く。100%開封することは無い。またどこで調べたのか様々な営業電話
もかかってくる。迷惑以外何物でもない。正直、そういった人の迷惑になることで収入を得ている人間を軽蔑
する。必要であればこちらから問い合わせるし、欲しいものは別に値引きが無くても買う。
誤解の無いようにしていただきたいが、そういった行為が悪いとは思わない。ただ考えてほしいのは彼ら
(新郎新婦)は何百万円という金額をたかが数時間のために価値を見出し現金で払える生活レベルの人間で
ある。一生に何度とかいう問題ではない。うわべだけの繕ったホスピタリティが通じるわけがない。
そういったレベルの人たちがどういった部分に価値を感じるのかをリーダーはきちんと教えるべきである。
いかに無駄な作業に勤務時間を割いているか・・・。その時間をスタッフの教養や文化レベル、本来のサービ
ス精神などの教育に費やせば先に述べた様々な営業活動も内容の伴ったものになると思うが・・・。
心を込めずに「心をこめて」といったところで相手には伝わらない。