シーズンに向けて。根性・精神論は不要か。
2018年9月22日 土曜日
9月も半ばが過ぎ、そろそろ分かっていたこととはいえトップシーズンの業務量を身体が思い出す時期になってきた。
ただ、そんな臨機応変に人の体力や処理能力は変わらない・・・。
でも・・・しなければならない。
管理職としてもスタッフに対してはやはり無理を承知で仕事をお願いしなければならない場合も多く出てくる。
本意ではないが、自分も含めていざというときは頑張るしかないという状況の中で、精神論・根性論の是非が葛藤の原因となる。
そもそも仕事において精神論は必要なのか。
「途中で投げ出さず最後までやり遂げる」や「途中でやめるのは格好が悪い」といった根性論は、日本では非常に強く伝えられてきており、その背景には旧時代的あるいは軍隊的な発想や思考が、根拠になっているものも少なくなくない。
特に戦時中においては、この思考が強く強制されていましたが、ただ無駄に多くの犠牲者を生む事になり、何一つ良い事が生まれなかった事は言うまでもない。
現代においても非常に合理的ではない考え方といえる。
しかし、どうしても精神の力で乗り切れることがあるのも事実。
しんどい時はムリせざるを得ません。
個人的な考え方ですが、ムリができればもはやそれはムリではなくなります。
そうやって人は成長するし、しなければなりません。
もちろんこの世の中、根性だけではどうにもならないし、根性があっても夢は叶いません。しかし精神を鍛え高めていく事は、己を高めていくことであり生きていく上では必要な事だと思います。何もないただ状態では出来る事すらできなくなってしまい、自分で成し遂げようという気持ちすら無くなってしまいます。
結局はその行為が「自発的」なのか「強制」なのかによります。
あくまでも本人から純粋に精神を鍛錬したいという、気持ちを引き出していくことが重要ではないか。
管理職は部下の業務自体を管理するのではなく、部下の仕事においての「心の状態」を常に管理しなければならない。