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2020➡2021 LLB BRIDAL with CORONA

2020年12月21日 月曜日

 京都の紅葉の時期も終わり、すっかり冬が訪れている。
Go Toキャンペーンで一時的に観光客が増えたがそれも束の間、第三波の影響ですっかり閑散とした京都岡崎周辺だ。

結婚式の在りようも大きく変わった。価値観が変わったというべきか。
派手なシャンデリアの下で慣れないフランス料理をカチャカチャ音を立てながら食べ過剰な演出の祝福のカタチに300万円もかけるスタイルだけが結婚式ではない・・・ということは従来から分かっていたことだが、それが顕著になった。

私たちは「挙式」に焦点を当てて結婚式をプロデュースする形にたどり着いた。
結婚式場VICEO

そして形にとらわれない家族単位で祝福するスタイルを形にした。
花yomego~自宅婚~

集客の方法も従来の大手結婚情報誌への掲載をやめた。

結婚式そのものに価格を設定することをやめた。

何が正しくて、どういう方向に向かっているのかもよく分からないが
少なくともLLBのウェディングプランナーは生き生きと新郎新婦の想いを忠実に形にしてくれている。

あらゆる分野でのライフスタイルそのものが激変した2020年。
私たちも誠実に変わらねば。
変わることは学ぶことで変化に対応できたものが成長する。

 

WITH CORONA!コロナに負けるな?

2020年9月11日 金曜日

なかなかのダメージを受けた。
実際に感染された方やそのご家族、医療従事者や研究者、行政に携わる方々と比べれば微々たるダメージではあるが。

新型コロナウィルス(COVID19)。

ウェディングプランナーという立場に限定すれば、この春私たちはすべてを失った。
祝福の結婚式のお手伝いをさせていただける場がなくなったのだ。

ブライダルフェアや新規接客、当日までのプランニングや各方面の手配や企画など・・・。
その目的や存在価値すらも揺らいだ。

「日常」にしていたことが、ある日突然「非日常」になった時どれほど「日常」が「特別なこと」かということを
教えられた。

企業としては何とかすべく様々なコロナ対策や企画を検討したが行きついたのは
「ウエディングに携わりたい」という想い。

 「無料でも結構ですので結婚式のお手伝いをさせてください。私たちはそれしかないのです。」
「結婚式プレゼントキャンペーン!」その思いがたまたまメディアに取り上げられ多くの反響をいただいた。

いつのまにか秋になった。
私がこの春から一貫して、誰に語るわけでもないが信念として心の根底に自分に言い聞かせていたことは。
「コロナに負けるな!」ではなく「自分に負けるな!」だった。

9月に入り、数ヶ月ぶりに結婚式をお手伝いさせていただく機会が訪れてきている。
本当にこの仕事をさせていただけることに感謝する。

あとは弊社の財務担当者を説得するだけだ・・・。

試練。

2020年4月12日 日曜日

結婚式を手がける企業にとって、いわゆる「トップシーズン」である4月。

私たちが手掛ける結婚式場では、この4月に行われる予定であった結婚式全てが延期になった。

企業である以上、経済的なダメージもあるが、もはやそういう次元でもない。

「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」

生態系の最高峰に君臨しているとされている人類をいとも簡単に地球規模で短期間で不安に陥れた。

「ウイルス」とは細胞を構成単位とせず、自己増殖はできないが、遺伝子を有するという、非生物・生物両方の特性を持っている。自然科学・生物学上、生物・生命の定義を厳密に行うことはできていないため、便宜的に細胞を構成単位とし、代謝し、自己増殖できるものを生物と呼んでおり、ウイルスは「非細胞性生物」あるいは「生物学的存在」と見なされている。感染することで宿主の恒常性に影響を及ぼす・・・。(Wikipediaより)

「恒常性に影響・・」

彼らの目的は一体、何なのか?
人類に何を伝えようとしているのか。
何かの警鐘なのか。
滅ぼそうとしているのか、救おうとしているのか。

・・・捉え方次第・・と思うしかない。

 東日本大震災の際に、三陸のある漁港に高さ十数メートルの津波が押し寄せた。
ほとんどの漁師は漁師にとって命でもある漁船を捨て非難した。

たった一人だけ。一人の漁師はおもむろに自分の漁船に乗り込み、全速力でその津波に向かって突き進む。
漁船はほぼ垂直に津波に乗り上げ、そして次の瞬間、また垂直に今度は水面に向かって落下する。

数秒の出来事。

津波を乗り越えた漁船は、穏やかな海で漁師と共に一命をとりとめた。

当然、漁港も避難した漁師たちも津波に飲まれてしまう。

何が正しいかは分からないが、

逆境においては、正面から受け止め、信念を持って行動することしかないと思う。

 本来であれば例年と同じくひたすら売上に追われ、結婚式を数多くこなす日々がいっぺんに時間ができたことで

いろいろなことを考えさせられるよいきっかけになった。

日々、対応に追われる各方面のリーダーの方や医療従事者の方に感謝し、また健康な体に感謝し、
いつでも会えると思っていた大切な人に会えない状況においてあらためて大切な人に思いを馳せ・・・。

自分ができること、すべきこと、結婚式とは・・何なのか、を考えたい。

少なくとも、広告費を回収するための過剰な演出や派手な衣装での単なるイベントではあるまい。

面接。

2020年1月27日 月曜日

久しぶりに新入社員の面接をさせていただいた。

基本的に履歴書などは読まない。だから事前に履歴書は不要と答える。必要な情報は入社が決定すればもちろん提出いただく。
スーツである必要もない。中途採用であればある程度のスキルは聞くが20代ではまず聞かない。

ましてやウエディングプランナーという仕事は、大したスキルは必要ない。
それが証拠に国家資格などもない。文科省認定レベルの資格もない。スキルだけなら3ヶ月もあれば高校生でも覚えられる。

ブライダルのコンサルティング会社も然り。
とにかく求められるのは人格である。仕事のレベルが低いのではなく正解がないから評価基準を一律にできないので資格が成り立たないだけである。

唯一、質問するとすれば。

「あなたはどんな人ですか?」だけ。
一瞬、はぁっ?という顔をされる。こちらは大まじめで、どちらかといえばそれが全てである。

正直申し上げて、それ以外の質問などあまり意味はない。こちらは経営者である。
人を見るのが仕事のすべてといっても過言ではない。

表情、目線、雰囲気、言葉えらび、反応、しぐさ、立ち居振る舞い。
採用かどうか見極めるのに10分もかからない。

ただそれでは相手に失礼かなとも思うので多少の世間話や大した答えが返ってこないと分かっていても上記のような質問をする。

重視するのは、伸びしろの有無と、その方向を見極めることに注力する。

あとはその人の輝き度合いを見る。

本当に、人生を大切に考えている人は輝いている。
熱を帯びている。表情やしぐさに残像が残る。

最近、3つの真実を学んだ。

人は必ず死ぬ。

そしてその時は自分では分からない。

そして人生は一度しかない。

だとすれば、人は一生懸命生きようとするはずだ。

それを1ミリでも理解できる人格を持っている人を採用する。

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