決断する。
2018年12月13日 木曜日
やっとシーズンが落ち着きつつあり、大きな事故もなく安堵している管理職の方も多くいらっしゃると思う。
しかし息つく暇もなく、営業的な面で言えば集客数が増加する裏側のシーズンに突入する。
いずれにしても管理職の仕事は「決断する」ことにある。
他の言い方をすれば「判断する」「選択する」になろうか。
人生は「決断」の連続でできている。
お昼ご飯をメニューから選ぶことから、着ていく洋服なども含めすべて「決断」から成り立っている。
諸説あるが、人は一日に約9000回の決断をすると言われている。18時間行動しているとして1分に8回以上である。
大半が無意識であろう。
その「無意識」が重要である。
無意識に(正確に言えば無意識と思えるほど自然に)決断できる背景には「経験」がある。
私も、この業界に20年弱お世話になっているが、それなりに経験は豊富だと思う。
特にそれほど優秀な方ではないので、おそらく婚礼業界で想定できる失敗やトラブル
といわれることはほぼ経験している。
席札の間違いや招待状の名前間違い、引出物の配布間違い、料理の手配漏れ、司会者が当日来ない、引出物や記録ビデオの発注漏れ・・
映像が映らない、オープン予定のチャペルが完成しなかった、挙式中に天井が落ちた、新婦が披露宴中に泣き出す、そして極めつけは食中毒など。
また挙式前日の破談やクレームによる全額返金、訴訟など・・・・。
それらの対応と結果の方が気になるかもしれないが、今回の話は「経験からくる決断力」についてである。
当然であるが決断だけであれば誰でもできる。しかし管理職は「最善の判断」を瞬時に決断し部下に指示しなければならない。
そういう意味で、良いこともそうでないことも経験は重要である。
大切なことは管理職とは、そういう立場であるという自覚があるかどうか。
この季節、仕事を終え一日を振り返る時に少し外へ出ると凍り付くような冷気を感じ、静けさと共に神々しい夜空を見ることで
リーダーとしての孤独を感じ、そして明日のスタッフやお客様にとって最善の選択を見極める時間も必要ではないだろうか。