北風と太陽。
2017年10月25日 水曜日
言わずと知れたイソップ童話の名作。
物事に対して厳罰で挑む態度と寛容的に望む態度の対比を描いた物語である。
賛否両論あると思うし、様々な解釈があるのも承知だがLLBは常に「太陽」であることを心がけている。
新卒スタッフを採用したり、生まれてきてくれた子供を日々育てている人であれば
理解できると思うが、彼らは親(上司)がすべてである。
当然、「愛」が前提にならなければいけない。
人は。
「与えられたものしか他人に与えられない。」
「経験」が「行動」や「思想」に直結する論理がそれを証明している。
ならば・・・。
管理職と呼ばれる上司は部下に一切の見返りを求めてはならない。
ひたすら自分が経験したものをベースに良いものだけを与えるのみ。
彼らも人間だ。人の心をもっている。彼らの親御様が必死で働いて学費を払い、日々ご飯を食べさせ毎日毎日20年間。瞬間の積み重ねで育て上げた「人」を一時的に預かっている立場にすぎない。
できることならば彼らが自分が与えられたように誰かに与えてくれれば本当にうれしい。
彼らにとって本当に大切な人に出会えることができれば本当にうれしい。
そうして、良い部分だけを与えて与えて・・・。人は進歩していく。
採用したスタッフが、この時期ある程度仕事が多少できるようになればなるほど
管理者は様々なストレスが多くあると思う。本当にそこに関しては共感を覚える。
「もう少し報告してくれよ」
「気持ちは分かるけど、そうじゃないんだよね」
日々その繰り返しで誰にも愚痴は言えない。
でも、忘れないでほしい。
あなた方(現在、ベテランと呼ばれる方々)が、新卒6ヵ月目で、いったいどれほどのことが出来たのか。
生まれて間もない赤ん坊が・・。
笑うようになり、ハイハイをするようになり、パパママを言うようになり、自我が芽生え、
自己主張をし、好き嫌いが芽生え、お手伝いをしてくれるようになり、自分でトイレに行けるようになり、そのすべての瞬間に「愛」を注ぐことで彼らは誰かを愛せるようになる。
彼らを否定し怒ることも簡単だ。でも怒ることと叱ることは違う。
だからこそ・・・。
力ずくでは何も生まれない。
与えて与えて。
それですべてがうまくいくという保証は何もない。
でも「パンドラの箱」。のように。
そこに「希望」があれば、それでよいのではないか。
LLBはブライダルを通じて全ての人々に「太陽」でありたい。