先を見据える。
2018年7月21日 土曜日
明治維新からちょうど今年は150年を迎える。
節目である今年のNHK大河ドラマである「西郷どん」を見て時代の転換期に困難に立ち向かう姿に共感を覚える方も多いことと思う。
この業界にいて日曜日の夜にテレビなど見る暇など無い・・・と言ってしまえばそれはそうなのであるが。
現場のプランナーからマネージャーや支配人クラスに昇進する方も多くいると思う。それはそれで良いことであることには
間違いないのだが、たまに管理職になっても現場が好きで婚礼の担当を持ったりしたがる人がいる。管理職であるにもかかわらず、打ち合わせや
披露宴の現場に出ていることを仕事をしていると勘違いしている。
人手が少ない時ややむを得ない事情がある場合はもちろん仕方がない。しかし基本的にはしてはいけない。
(人のことを言える立場ではないが)本来の仕事を考えればそんな暇は無いはずである。
この業界で働く方々が肌で感じているように、ブライダル業界は大きな転換期を迎えている。管理職やリーダーは現状を把握しながら未来への
地図を描かなければならない。ブライダルだけではなく市場そのものがそうなっている。
「拡大から縮小へ」「画一化から多様化へ」「物質満足から精神満足へ」・・・がキーフレーズになっている。
そこに加え政府が提唱する「働き方改革」や「消費税10%」など
問題が山積している。世の中の価値観が変わり幸福度の基準も変化している中で
ブライダルに関わる者は真剣に向き合い、次の世代・・・150年後の業界を見据えて仕事をしなければならない。
暗闇の中で先頭に立って懐中電灯を照らす人こそがリーダーである。
足元を照らす者はいない・・・普通は少し先を照らし安全を確認し後続の者を導くものである。